【法要・行事】真宗興正派宗務総長あいさつ~令和3年本山報恩講に寄せて~
2021.11.21
しかしながら、新型コロナウイルスが十分な収束を迎えていないこと、御影堂復旧工事が完了していないことから、本年も団体参拝の受付をせず、ご門主はじめ嗣法様・内局・職員による内勤めで厳修いたします。参拝を予定してくださった多くの皆さまに心よりお詫び申し上げます。
日本をはじめ世界中では、いまだ新型コロナウイルス感染症の落ち着きを見通すことのできない状況が続いており、多くの方々が罹患し、不安と苦悩の中におられます。療養中であるすべての皆さまにお見舞いを申し上げますとともに、最前線で立ち向かっておられる多くの医療従事者にあらためて感謝申し上げます。
私たちはこれまで、平成 30(2018)の大阪府北部地震等による山内被害復旧にむけ派内一丸となり努めてまいりました。僧侶や門徒の皆さまをはじめ、有縁の方々の愛山護法のご懇念に支えられ、令和 4(2022)年10月に復旧が完了いたします。山内復旧の相成っ たご本山にて、令和 5(2023)年4月18日、19日、20日の 3日間、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要を厳修いたします。慶讃法要では、テーマ「今こそお念仏―つなごうふれあいの輪」のもと、聞法者を育んできた人と人とのふれあいの場を受け継ぎつないでいくことを大きな願いとしています。
この度の報恩講では、ご本山にてご一緒におつとめをし、お念仏申させていただくことができませんが、令和4年の本山報恩講、また令和5年の慶讃法要では、お念仏染み渡るご本山において、皆さまとともにふれあい、ご一緒にお念仏申せることを心待ちにしております。
真宗興正派 宗務総長 秦 直樹